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末木 文美士

中世の神と仏

中世の神と仏

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定価 : ¥ 840
販売元 : 山川出版社
発売日 : 2003-05

価格 商品名
¥ 840 中世の神と仏
極めて分かりやすい

 「土着の神」
 これは、神道とか、宗教とかとは別の日本人の心ではないのでしょうか?海から登る朝日に手を合わせる、森の中のせせらぎに手を合わせる、変わった形の雲に思いを寄せる・・・というさりげない行動は、「宗教」として教えられたものではないし、親や学校で教えられたものではない。しかし、かなり多くの日本人がそうした心情を持っている。
 これを「宗教」としてくくるとややこしくなるが「土着の神」に対する敬虔な信仰心ととらえれば、日本における「宗教」が諸外国とは異なることもわかってくるのではなかろうか?
 本書は、政治的に仏教を「強制」された中世において、日本人が「土着の神」を「信仰」していたことを丹念に論証している。
 このことと、その後悪役になっていく神道とは別の問題であるのか、神道は「土着の神」への素朴な敬虔な信仰と関わるのか・・・?この点が今ひとつよく分からないのは残念だったが、戦後の政治的な「政教分離」と違う世界がもともと日本にあったことを示す良書である。

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