日本の歴史講座ガイドで日本の歴史を探求しましょう。
小熊 英二

日本という国

日本という国

人気ランキング : 15800位
定価 : ¥ 1,260
販売元 : 理論社
発売日 : 2006-04

価格 商品名
¥ 1,260 日本という国
教科書では教えてくれないことばかり

子ども向けに易しく書かれているけれど、どうして中身はたいしたもの。
福沢諭吉の「学問ノススメ」から始まって、日本の教育から政治・経済のあり方、アジアの国々やアメリカとの関係まで、数々の「なぜ?」に答えてくれる。
「なぜ勉強するの?」「なぜ中国は首相の靖国神社参拝に反対するの?」「なぜ日本はアメリカの言いなりなの?」・・・。
学生時代、けっこうまじめに授業を聞いていたけれど、そんなこと一つも教わらなかったぞ、ということばかり。今更ながら、第2次世界大戦が終わってから60年という年月は「たったの」60年であることを痛感。そして、この国がこれからどこへ行くのか、不安を感じてしまった1冊。

シンプルな指南書……ではないかな。

 著者は既に「民主と愛国」、「日本人の境界」等で科学的な客観的アプローチをもって「日本」を論じている。その著者がまことに簡潔・手ごろで平易な日本論を著した。

 世間を見れば、つい先日、アメリカの要請で靖国神社は「日米間の戦争歴史修正」を受理したばかりである。こんなことが何故起きるのか、なぜアジアを無視できても、アメリカは無視できず、追従するのか。一体日本とは本当ところどうだったのか、で、これからどうすべきか。そんなことをタイムリーに考えたい人に是非お勧めの本である。

アジアの裏切者

欧米列強の植民地政策に否応なく巻き込まれた明治の日本。
『学問のすすめ』が緒に就けた総動員体制(=富国強兵)が生み出した不平不満(=貧智者)のはけ口は、
国への忠誠を内面化させるという「修身」の機能設計上、必然的に、外(=植民地からの収奪)に向けられた。

「福沢が「脱亜論」で書いたように、「西洋」の仲間入りをして、「東洋」を侵略する側にまわろうとしたのは、
正しいことだったろうか。しかたのないことだったのだろうか。」 しかたのないことだったのである。
欧米列強からの投資に頼れず、自己資本の限られた戦前の日本には、アジアからの収奪以外、富国の途はなかった。
第二次大戦後も然り。朝鮮特需、ベトナム特需というアジアからの収奪こそが、敗戦国日本の復興を可能にしたのである。
現在、中国は、先進各国からの投資によって、富国の途を驀進中である。投資家が、中国人の購買力を育てている訳である。
中国におけるこの新しい総動員体制(=富国強兵)が生み出す不平不満(=貧智者)のはけ口が、
外(=大いなる蓋然性で我が国)に向けられることに敏感であるべきだろう・・・果たして安倍政権で大丈夫だろうか?

発展

日本の発展には、アメリカの協力はやっぱり必要だろう。アメリカもやはり日本の土地を借りてソ連との冷戦に挑んでいる。このような助け合いもやはり日本の発展に欠かせない。また、日本人やアメリカ人一人一人の努力も必要になってくる。自分でできることは進んでしていきたい。

手ごわいテーマです。

歴史という事実を事実として語ること、読むことのむずかしさを感じます。
どちら側に立つかによって主張が大きく分かれる、デリケートで大きなテーマだと思います。

だれかが言っていました。
『 現在の知識、価値観を持って いたずらに過去を断罪する者に歴史を語る資格はない 』

できる限り事実に忠実に…という姿勢は読み取れるので、額面どおりに受け取っておきますが、
他の著者の同テーマの本を読んでみたいと思います。

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